
その日、彼女はすでに一度、快楽の階段を昇りつめていました。
ウーマナイザーの吸引と振動によるものです。
最初は私の舌で、次にその小さな道具で。
最初の波
彼女は最初、私の舌による愛撫、
そして、私が押し当てているウーマナイザーから快感の波を受け止めていました。
しかし、次々に押し寄せる鋭すぎる刺激に、
やがて体を「くの字」に曲げて逃げようとします。
私は構わず、逃がさないようにそっと道具を押し当て続けました。
「も、もう……」
息も絶え絶えに懇願する彼女。
「このままイッてもいいんだよ」
いつもは私自身の挿入で最後を迎えるのが常ですが、
この日はそのまま昇天することを促しました。
振動のスイッチを強めます。
「あぁっ、イッちゃう」
右手の器械を操りながら、彼女の額に軽くキスをしました。
直後、彼女の体は小さく痙攣し、果ててしまいました。
二回目の頂き
スイッチを切ると、
そこには静寂の時間が流れました。
乱れた息を整えようと、深呼吸を繰り返す彼女。
「少し休む?」
そう問いかける私に、彼女は言いました。
「あなた、まだでしょう。続けていいわよ」
彼女の言葉に促され、潤滑剤を互いの場所に丁寧に塗りました。
そして先を軽く押し当て、何度かノックしてから、
ゆっくりと中へ進めていきます。
奥まで届いたところで、その温かさがなじむのをじっくりと味わいました。
彼女の奥で怒張し続ける私を一往復。
私の背中に回された彼女の腕に、ぐっと力がこもります。
「ん? また感じている?」
この日は、彼女をリードするというより、自分自身が果てることを目指して腰を動かしました。
いつもなら深さや角度に細心の注意を払いますが、
今日は自分が最も心地よいと感じるピストン運動のストロークで。
一度達した後の彼女にとって、二度目は容易ではないはずです。
しかし、気がつくと彼女の様子が明らかに変わっていました。
漏れる声も、背中に回した腕の強さも、まさに絶頂に向かう時のそれでした。
「あぁっ、イキそう……イクぅ」
彼女は再び、果ててしまったようです。
それを見届けると、私の限界も間近でした。
「俺も……いくよ」
うなづく彼女を見つめながら、その奥深くに熱い液体を何度か注ぎ込みました。
人間的な温かみ
再び、静寂が訪れます。
「疲れただろう」
私の問いかけに、彼女は小さく頷きました。
「二回、イッタね」
すると、彼女がぽつりと漏らしたのです。
「やっぱり、体温を感じるのがいいわ。
ほどよい硬さと、柔らかさ。
そして、ゆったりとした間合い。
……機械とは、まったく別物ね」
ウーマナイザーがもたらす快楽も、悪くはありません。
しかし、それはあくまで前座に過ぎなかったようです。
肌のぬくもりを感じるセックス。
人間的な温かみ。
彼女にとっては、何よりもそれが一番の幸せなのだと感じました。

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