コロナで延期~3年ぶりのセカンドバージン②

※このブログでは、60代の私が、これまでの生き方・日常・身体・性などについて、正直な言葉で綴っています。

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顔を見るだけで十分だと思っていた、久しぶりの再会。

会えなかった時間は、お互いに体調を崩し、心細い日々でもありました。

だからこそ、目の前にいる彼女が、いっそう愛おしく感じられます。


浴室から先に出たのは、わたしでした。

これが、いつからか決まった私たちの「お作法」です。

ベッドに腰を下ろし、彼女が戻ってくるのを待ちます。

やがて、ガウンを羽織った彼女が部屋へ入ってきました。

懐かしさがこみ上げ、すぐにでも熱烈なキスを……。

そう思いましたが、彼女はまずベッド脇のボタンに手を伸ばしました。

BGMを忘れていました。

それもまた、ふたりの大切なお作法だったと思い出します。

その日の調べは、軽やかなオルゴールでした。

柔らかな音色に包まれながら、ゆっくりと唇を重ねます。

3年という月日は、あまりに長いものでした。

まるでセカンドバージンのような、初々しい緊張感が漂います。

ひとつひとつの愛撫を、慈しむように、丁寧に進めていきました。

「…入るかな」

ふと、不安が口をついて出ます。

久しぶりのことに、彼女の体が驚いてしまわないか。

そっと確かめると、彼女はすでに温かく、私を受け入れる準備が整っていました。

まずは彼女に足を閉じてもらい、その合わせ目に、上からそっと身を沈めます。

いわゆる、素股の状態です。

そのまま、ゆっくりと自分を滑らせ、摩擦の心地よさを共有します。

「これなら、痛くないわ…」

彼女が吐息を漏らしました。

挿入する前だというのに、彼女の体は敏感に反応し、震えています。

「あっ、ああっ…」

その瑞々しさに誘われるように、予期せず、ツルンと中へ導かれました。

「あっ、入っちゃった」

「うん…入った」

私たちはそのまま、しばらくの間、深く抱き合いました。

今日は顔を見るだけでいい。

そう決めていたので、彼女に負担をかけたくありません。

「今日は、ここまでにしておこうね」

わたしがそう告げると、

彼女は潤んだ瞳で私を見つめました。

「…感じてきたから。最後までできそう」

「大丈夫?」

「うん。して…」

その言葉に背中を押され、ゆっくりと正常位へ。

彼女の表情を確かめながら、慎重に、優しく、奥へと進めていきます。

「大丈夫?」

「うん、大丈夫……。あっ、アアん……」

気を使いながらの、ゆっくりとしたピストン運動。

しかし、彼女の昂ぶりはすぐに頂点へと達しました。

「ああっ、イキそう…!」

彼女が果てるのと同時に、私の理性の糸も切れてしまいました。

優しく動かしていた腰を、思わず激しく打ち付けます。

「イクよ…。うっ!」

そのまま彼女に倒れかかり、全身の重みを預けました。

重なり合ったまま、静かに、再会の余韻に浸りました。


その日の夜、少し心配になってメールを送りました。

「体、大丈夫だった?」

「うん。今のところは大丈夫そう」

そんな返信が来ましたが、後日、少し照れながら教えてくれました。

「実は翌日、入り口がちょっとヒリヒリしていたのよ」と。

それもまた、私たちの新しい始まりの印。

長い空白を埋めるような、大切な再開の日でした。

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