彼女との待ち合わせで手を振る幸せ|17年間の恋が教えてくれたこと

※このブログでは、60代の私が、これまでの生き方・日常・身体・性などについて、正直な言葉で綴っています。

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恋をすると、待ち合わせの時間さえ、幸せになります。

待ち合わせ場所で、私は彼女を見つけると、思わず両手を振ります。

「お~い」

まるで少年のように。

遠くに彼女の姿を見つけると、自然と体が動いてしまうのです。

でも彼女は、こちらが見えているのか見えていないのか、いつも平静を装っています。

「アクション、大きすぎたかな」

そんなことを思うこともありました。

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メールで知った本当の気持ち

ある日、メールで待ち合わせの話になりました。

「そういえば、俺が手を振ってることに気づいてる?」

そう聞くと、彼女は笑うように返してくれました。

「知ってるよ」

さらに話を聞くと、私のしていることには、ほとんど気づいているようでした。

そして、こんなことも話してくれました。

「私の姿を見て、うれしいっていう感情に満ちあふれているのが伝わってくる。

 私もうれしい」

その一言を読んだとき、胸の奥がじんわりと温かくなりました。

私は、「気づいていないのかな」と勝手に思い込んでいただけだったのです。

見えないふりをする理由

彼女が知らんぷりをしているのは、気づいていないからではありませんでした。

きっと、照れくさいのでしょう。

人前で大きく手を振り返るのは恥ずかしい。

そんな彼女らしい遠慮なのだと思います。

でも、近づいてきた彼女の表情は、とてもやわらかい。

その笑顔を見るだけで、「今日も会えてよかった」と思えるのです。

言葉がなくても伝わる恋人の気持ち

手を振ること。

目が合うこと。

歩く速さを合わせること。

そんな何気ない仕草の一つひとつに、その人の気持ちが表れます。

私たちは17年という時間を重ねてきました。

だからでしょうか。

彼女は私の気持ちを言葉にしなくても感じ取り、私は彼女の小さな表情の変化に安心する。

待ち合わせの、ほんの数十秒。

その短い時間にも、私たちらしい幸せが詰まっているのです。

17年たった今でも、彼女を見つけると、私は思わず手を振ってしまいます。

そんな自分を、少しうれしく思っています。

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