60代の彼女が始めた「膣活」――年齢とともに変わる体を、二人で考える

※このブログでは、60代の私が、これまでの生き方・日常・身体・性などについて、正直な言葉で綴っています。

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「大きくなったんじゃない?」

彼女から、そんなことを言われたことがあります。

もう7、8年ほど前でしょうか。

もちろん、60歳を過ぎてから、私のものが急に大きくなるとは思えません。

「いや、大きくなってないと思うけど……」

そう答えながら、私は別のことを考えていました。

変わったのは、私のほうではないのかもしれない。

彼女の体の感じ方や状態が、少しずつ変わってきているのではないか。

今思えば、私たちが年齢による体の変化を意識し始めたのは、その頃からだったように思います。

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年齢とともに、彼女の体も変わってきた

若い頃と比べれば、男女とも体は変わります。

女性の場合、閉経後にはホルモンの変化などによって、腟や外陰部に乾燥や違和感が出ることもあるようです。

彼女にも、少しずつそんな変化が起きていたのかもしれません。

以前とは感触が違う。

潤いも少なくなってきた。

そこで私たちは、潤滑剤を使うようになりました。

無理をする必要はありません。

少しでも二人が心地よく過ごせるのなら、使えるものは使えばいい。

そのくらいに考えていました。

ところが、その後、私たちには長い空白ができました。

3年ぶりに会った彼女の体

コロナ禍で、私たちは約3年間、会えない時期がありました。

そして、付き合いを再開。

3年ぶりに彼女と触れ合ったとき、冗談半分に、

「セカンドバージンだね」

などと話したことを覚えています。

でも、実際に触れ合ってみると、以前とは少し違うところがありました。

痛みを感じることがあり、潤滑剤も多めに使うようになりました。

少しずつ楽にはなっていったものの、ときどき出血することもありました。

閉経後には乾燥や粘膜の変化などによって、刺激に敏感になることもあるようです。

もちろん、出血の原因を自分たちだけで決めつけることはできません。

彼女は婦人科にも行きました。

大きな異常を指摘されたわけではなく、ケアについても話を聞いたそうです。

そして、彼女自身も自分の体について調べ始めました。

「膣活、やってみるね」

あるとき、彼女が言いました。

「膣活、やってみるね」

私は最初、「膣活」という言葉自体をよく知りませんでした。

彼女は動画などを見ながら、自分なりに調べていました。

お風呂上がりにケアをしたり、無理のない範囲でマッサージをしたり。

そういうことを続けているようです。

そして、以前よりも楽になってきたと言います。

ただ、「膣活」という言葉には、いろいろな意味が含まれているようです。

若返るための特別な方法というより、私たちは、

年齢とともに変わってきた体を知り、少しでも快適に過ごすためのケア

くらいに考えています。

乾燥があれば適切なケアをする。

触れ合うときには潤滑剤を使う。

痛みがあれば我慢しない。

出血など気になることが続けば、婦人科に相談する。

そうやって、今の体とうまく付き合っていけばいい。

私はそう思っています。


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彼女一人の「膣活」にしなくてもいい

彼女が自分でケアをしている話を聞いているうちに、私は思うようになりました。

これは、彼女一人だけですることなのだろうか。

私にもできることがあるんじゃないか。

そこで最近は、二人でこんな話もしています。

会ったときには、私も彼女のケアを手伝おうか、と。

特別な「治療」のようにするつもりはありません。

二人で触れ合う時間の中で、

痛くないか。

心地よいか。

無理はないか。

そんなことを確かめながら、できることを取り入れていけばいいと思っています。

若い頃なら、こんなことまで話さなかったかもしれません。

でも、二人とも60代になりました。

体が変わっていくのは、彼女だけではありません。

男の体も、同じように変わっていく

私自身にも、若い頃にはなかった体の変化があります。

勃起力が弱くなった。

射精しにくくなった。

だから、彼女の体だけを、

「昔と違ってしまった」

とは思いません。

男も変わる。

女も変わる。

それなら、どちらか一方が我慢するのではなく、

お互いが今の体に合った方法を探していけばいい。

私たちは、そう考えるようになりました。

若い頃とまったく同じでいる必要はありません。

大切なのは、

これからも二人が心地よく触れ合えることです。

それでも、私たちは愛し合っていたい

彼女も私も、触れ合うことが好きです。

先日、彼女にも確認してみました。

「こうして触れ合うの、好きだよね?」

すると彼女は、

「うふふ」

と笑っていました。

否定はしませんでした(笑)。

だったら、できるだけ長く楽しめたほうがいい。

そのために、必要なら潤滑剤も使う。

彼女は自分の体をケアする。

私もできることをする。

そして、気になる変化があれば病院にも行く。

そんなふうに、二人で年齢を重ねていければいいと思っています。

以前なら、

「彼女の体は私のもの。私の体は彼女のもの」

などと言っていたかもしれません。

でも、本当は少し違います。

お互いの体は、それぞれ自分のものです。

それでも、

長く一緒にいるからこそ、

相手の体も自分の体と同じくらい大切にしたい。

膣活は、若い頃の体に戻るためにするものではありません。

少なくとも、私たちにとってはそうです。

これからも二人で心地よく愛し合っていくために、今の体を大切にする。

彼女の「膣活」は、

いつの間にか、

私たち二人で年齢と向き合う話になっていました。

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