らせん(知人の体験③)

※このブログでは、60代の私が、これまでの生き方・日常・身体・性などについて、正直な言葉で綴っています。

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体の上をナメクジが這い回っている。

首から鎖骨へ、そして乳房へ。

ゆっくりと乳房の先へ向かっている。

ナメクジは、らせんを描くように、おわん型の乳房を頂へとよじ登っていく。

「はあっ…」

彼女は思わず声をもらしてしまう。

ナメクジが乳輪に到達した時、彼女のもどかしさは頂点に達していた。

(早く乳首へ……)

声には出せない。

思わず太ももを閉じてしまう。

そんな彼女の焦りを試すように、ナメクジは乳房の裾へ戻りかける。

(戻らないで……)

心の中で叫んでしまう。

そして願いを聞き届けるかのように、再び円を描きながら乳首へ向かっていく。

「ああっ……早く」

期待で乳首は固くなっている。

下半身が濡れているのが自分でも分かる。

やがてナメクジは乳首に到達した。

「あっ……イイっ」

全身に汗がにじむのを感じた。


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人事異動

彼とは同じ職場の同僚だった。

部署が違うため、たまに用事で顔を合わせる程度の存在だった。

その後、仕事の悩みを話せる飲み友達になった。

(詳細は下記リンク参照)
          ↓

もともと別部署だった彼が、人事異動で隣の部署に配属された。

異動が決まった時、彼女は胸がいっぱいになった。

歓迎会では席が遠く、落胆したのを覚えている。

それでも仕事で関わる機会は増えていった。

彼は特別優しかった。

優しくされれば、悪い気はしない。

恋愛感情とは少し違う何かが芽生え始めていた。

その後も飲み友達の関係は続いた。


スキンシップ

彼は飲んでいる時、

「かわいいね」
「そのネックレス似合うね」

と言うようになった。

彼女は悪い気はしなかった。

そして、彼は手を握るようになった。

「私のこと、好き?」

薄々気づいていたが、彼女は知らないふりをした。

お互い既婚者。

奥さんの存在も気がかりだった。

実際、奥さんから「会わないで」と言われたこともあった。

彼女の中にはルールがあった。

手を握るまで。

それ以上は踏み込まない。

終電を逃しホテルに泊まったこともあった。

それでもキスは許さなかった。

半年後、誕生日に告白された。

それでも、

「友だちね」

そう言ってかわした。


ホテル

その後も、海や花火、山歩きなどへ出かけた。

飲んで終電を逃すこともあった。

彼女のルールは変わらない。

手を握るまで。

あくまで同志であり理解者でいたかった。

しかしある日、酔いに任せてキスされた。

彼女はすでに好意を持っていた。

拒絶はしなかった。

そんなある日、海を見に行った。

「海を見てランチを食べたら、暗いところに行くから。今のうちによく見ておいて」

彼に言われた。

意味は分からなかった。

ただ、輝く海に心を奪われていた。

昼食後、車に乗る。

「じゃあ、暗いところに行こう」

その時、彼女はホテルだと悟った。

それでも拒む気持ちはなかった。

やがてホテルに到着した。

彼が手続きを済ませ、彼女は後についてエレベーターに乗る。

「後悔はないね」

彼の言葉に、静かにうなずいた。


そして、ひとつに

別々にシャワーを浴びた。

そして初めて同じベッドへ入った。

彼女は緊張で、ほとんど覚えていない。

覚えているのは、丁寧な愛撫と、彼の動きだけ。

やがて脚を開かれ、彼が覆いかぶさる。

ゆっくりと受け入れる。

「あぁ……」

思わず声が出た。

ひとつになった瞬間だった。

夫から感じたことのない感覚だった。

彼の動きに合わせて声がもれる。

「あっ……あっ……」

心地よさの中で、彼女は果てた。

それを見て彼も動きを強め、やがて果てた。


らせん

その日から、同志は恋人になった。

会うたびに身体を重ねるようになった。

彼とは相性が良かった。

終わった後、シーツが汗で濡れていることも多かった。

彼の愛撫は執拗だった。

指のリズム、舌の感触。

逃げようとしても逃げられない。

執拗な愛撫から逃げたい自分と、

もっと感じたい自分。

いつも心の中で揺れていた。

彼女の性感帯を知り尽くした彼の舌は、

感じるほどに、らせんを描くように責めてくる。

一度始まれば、

彼女に逃げ場はなかった。

この話は、以前のブログ記事「呼ばざる客」「疑われるようなこと」の知人から聞いた話を記事にしました。

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