
「夫婦は似てくる」とよく言われます。
起きる時間も寝る時間も同じ。
食べる物も同じ。
同じ空間で過ごせば、だんだんと似てくるのも頷けます。
でも、それだけではない何かが、私にはあるように思えてなりません。
深い絆と共感
最近、彼女と私が似てきていると感じることがあります。
それは顔立ちや姿形ではなく、あくまで「物の考え方」です。
もともと共感できる部分が多い二人ですが、それ以上の何かを感じるのです。
先日、彼女のお子さんの体調が悪くなった時のことです。
私はとっさに「しばらくそばにいてあげて」と伝えました。
心の中では「しばらくデートはできないな」と覚悟していました。
すると彼女から、こんな返事があったのです。
「まだ確定じゃないけど、デートしようよ。できないと思っているでしょ?」
私の心の中は、彼女に筒抜けでした。
こうした感覚の共有は、深い関係の中で起こり得る神秘的な現象だと思わされます。
遺伝子レベルでの共有
私は、この感覚の接近は「遺伝子レベル」のことではないかと考えています。
付き合い始めてから今日まで、私は彼女の中へ私の一部を注ぎ込んできました。
何百回、その営みを繰り返してきたことでしょう。
注ぎ込まれたものは、彼女の粘膜を通じて吸収されていく。
ほとんどは外へ流れ出てしまうものかもしれません。
しかし、繰り返される行為の中で、遺伝子の一部が彼女の体に取り込まれていく。
それによって、二人の間で何かが共有される可能性があるのではないか。 そんなふうに感じるのです。
生命が求めるもの
「あっ、ああっ……」
私が彼女の奥深くに分け入ると、彼女は声を漏らして悶えます。
馴染むまでじっと留まり、彼女が私の形にまとわりつき始めた頃に動き始めます。
私のリズムに合わせて、彼女の腰がわずかに揺れます。
「浅く、浅く、深く」
緩急をつけた刺激を繰り返すと、彼女は絶頂へと近づいていきます。
「あぁ、イキそう……」
眉間にしわを寄せ、彼女が果てると同時に、私のそこを強く締め付けます。
私もその熱い昂まりを感じながら、一気に解き放ちます。
彼女の中に、私の一部を全て預けるのです。
すると、彼女の身体が私をしぼり始めます。
まるで、注がれたものを一滴も漏らさぬよう、奥へと導いているかのようです。
その後には、ただ静かな時間だけが流れます。
「似てきた」の理由
ある時、彼女に聞いてみました。
「俺たち、最近似てきてないかな?」
彼女は少し微笑んで言いました。
「うん、今日も放出してくれたもんね」
少し話が逸れているようにも聞こえますが、妙に納得してしまいました。
彼女もまた、その「放出」こそが似てくる理由だと共感しているようです。
時間や空間、食べ物を共有すること。
それに加えて、命を繋ぐ遺伝子レベルでのやり取りがある。
それこそが、二人の魂を近づけている理由ではないでしょうか。

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