「愛情」という魔法の薬

※このブログでは、60代の私が、これまでの生き方・日常・身体・性などについて、正直な言葉で綴っています。

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セックスの目的と、その先

セックスの目的は、本来、子孫繁栄です。

それは生命体としての使命。

けれど人は、生殖のためだけではなく、
心や身体のつながりを求めてセックスをします。

男は快感を求め、
女は心の結びつきを求める。

そんな違いがあるように感じます。

煮込み料理

男のセックスは、よく瞬間湯沸かし器にたとえられます。

スイッチが入れば、一気にのぼり詰める。

一方で女性は、煮込み料理。

時間をかけて、ゆっくりと火を通し、
ある一線を越えたとき、初めて上り詰めます。

コップの水のようなものかもしれません。

少しずつ満たされて、
最後の一滴で、あふれる。

その最後の一滴は――
「愛情」という魔法の薬なのだと思います。

それがなければ、どこか満たされないまま、
ただの行為で終わってしまう。

愛情という前提

彼女は、こう言います。

「あなたのセックスには、ちゃんと愛がある」

「包まれている感じがするの」

私は彼女と向き合うとき、
いきなり先へ進むことはありません。

キスから始まり、
首筋、背中、腰、脚へと、
ゆっくりと触れていく。

指先で、くちびるで、確かめるように。

その積み重ねの先に、
ようやく彼女の反応が変わっていきます。

最近では、彼女は
クリトリスへの愛撫だけでも頂点に達するようになりました。

それも、少しずつ積み重ねてきた結果です。

私は、イカせることを目的にしているわけではありません。

彼女が感じている、その延長に、
自然とオーガズムが訪れる――

そう思っています。

ふたりでつくる流れ

私たちは、二度に分けて時間を過ごします。

最初は彼女のための時間。

彼女は激しく乱れ、私の背中に回した腕に力を込めて何度もイッテしまいます。

そして少し休んで、
ふたりで静かに言葉を交わす。

その余韻が、次の時間へとつながっていきます。

先日のことです。

彼女の反応を確かめながら、
クリトリスをゆっくりと丁寧に触れていきました。

最初は静かだった呼吸が、
次第に乱れていきます。

「あっ…」

彼女はシーツを握りしめ、
その波に耐えるように身を委ねていました。

やがて――

「イキそう…」

その一言のあと、
彼女は大きく身体を硬直させました。

しばらく、呼吸が整うのを待ちます。

私の左腕に彼女の頭があります。

私の腕の中で、彼女は小さく言いました。

「こういうの、初めてだった」

そして、続けます。

「あなたが、ちゃんと向き合ってくれてるからだと思う」

魔法の薬

彼女は「愛情」という言葉をよく使います。

「愛情のない行為は、自分でするのと同じ。
 あなたには愛情を感じる」

そう言って、今度は彼女が私を大きく含みます。

言葉ではなく、行動で返してくる。

その流れのまま、
ふたりはもう一度、同じ時間の中へ入っていきます。

触れ合いの中で、
何度も波が重なり、

やがてまた、ひとつの頂点へ向かっていく。

私たちにとってセックスは、
ただの行為ではありません。

「愛情」という見えないものが、
確かにそこにあると感じる時間です。

そしてその感覚は、
年齢を重ねるほど、深くなっていく気がしています。

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