スポンサーリンク

昨日、二か月ぶりにデートしてきました。
本当は10日前に約束していましたが、
私が風邪をひいてしまい、延期になっていました。
その頃、東京はちょうど桜の見頃でした。
中止の相談をすると、彼女は言いました。
「いいよ。仕方ないよ。来年もあるじゃない」
その一言に、救われた気がしました。
スポンサーリンク
約束の15分前
少し早めに着こうと思い、電車に乗りました。
乗換案内で調べたはずなのに、
気がつくと、予定よりも15分も早く着いていました。
時間があったので、いつもの場所の近くにある川の土手へ向かいました。
桜が並ぶ、ちょっとした名所です。
でも昨日は、もう葉桜でした。
10日前の満開を想像しながら、
静かな葉桜を眺めていました。
ふと、
「ほーっ、ほけきょ」
ウグイスの声が聞こえました。
姿を探しましたが、見つけることはできません。
それでも、その声だけで十分でした。
二か月ぶりの顔
待ち合わせの場所へ戻ると、
ほぼ同時に彼女がやってきました。
二か月ぶりの顔です。
「あれ、少し雰囲気が違うな」
髪はふんわりと軽く、少し明るい色。
パンツは、春らしいウグイス色でした。
「ちょっと照れるな…」
そんな気持ちになりました。
彼女も、この日のために少し気合を入れてきたのでしょう。
「さっき、土手でウグイスが鳴いてたんだ」
そう話しながら、
ふたりで、いつもの場所へ歩き出しました。
葉桜も、ウグイスの声も、
こうして並んで歩く時間も。
どれも、ささやかな出来事ですが、
私にとっては、十分すぎる思い出です。
スポンサーリンク

コメント