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最近、
彼女が昼食に手料理を持ってきてくれます。
といっても、
豪華なものではありません。
小松菜の煮びたしや、
かぼちゃの煮物。
そんな、
家庭で普通に食べるおかずばかりです。
それを小さなタッパーに分けて、
持ってきてくれる。
主食は、
玄米のおにぎり。
私は三つ、
彼女は一つです。
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ラブホテルで昼ごはん
ベッドではなく、
小さなテーブルを挟んで向かい合い、
彼女の手料理を食べる。
仕事のこと。
最近あったこと。
テレビの話。
本当に、
たわいのない会話ばかりです。
でも、
私はその時間が好きです。
恋人というより、
長く暮らしている夫婦みたいだと思うことがあります。
洗面台の生活感
食事が終わると、
彼女は当たり前のように、
タッパーを洗い始めます。
ここはラブホテル。
でも、
洗面スペースは意外と広く、
洗った容器を置くには十分でした。
カチャカチャという小さな音を聞きながら、
私はぼんやり彼女の背中を見ています。
ラブホテルにいるはずなのに、
不思議なくらい生活感がある。
それが妙に落ち着くのです。
我が家みたいだね
別れたあと、
私は彼女にメールを送りました。
「今日もありがとう。
ご飯も美味しかった。
楽しかったね。
なんだか我が家みたいだった」
すると彼女から、
すぐに返信が来ました。
「こちらこそありがとう。
あれでキッチンがついていたら、
完全に我が家なのにね」
その文章を見て、
思わず笑ってしまいました。
いつも使っているラブホテルは、
いつの間にか、
私たちにとって
“もうひとつの家”
みたいな場所になっています。
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