
スローセックスという基本
私のセックスの基本は、いわゆるスローセックスです。
急がず、焦らず、彼女の身体全体をフェザータッチでなぞるように愛おしむ。
触れているのは肌なのですが、実際に感じ取っているのは、彼女の呼吸や力の抜け方、わずかな緊張。
言葉よりも正直な反応が、その日のポイントを教えてくれます。
ウーマナイザーという手段
人は慣れに弱い生き物だと言われます。
けれど私は、慣れそのものが悪いとは思っていません。
慣れがあるからこそ、違いが際立つ。
だから私は、同じことを繰り返すのではなく、同じ空気の中で少しだけ変化を加えるようにしています。
以前取り入れたウーマナイザー。
彼女は、二度目あたりから言いました。
「吸われるって、こういう感覚なんだね」
快感の中に、どこか客観的な視線が混じるのが、彼女らしいところです。
彼女の言葉が、合図になる
先日のデートで、その言葉を思い出しました。
私は、真珠の触れ方を変えてみました。
今までは舌を使う愛撫がメインでしたが、ピンポイントで吸う方式に変えてみました。
視線の先には、彼女がシーツをつかみ、必死に快感と戦っている様子が見えていました。
ポイントを押さえたら、淡々と執拗に。
メールに残った余韻
後日、彼女から届いたメール。
「ウーマナイザーって、なんで吸うんだろうって思ってた。
でも、あなたにしてもらって、“これか”って分かった。
これを真似してるんだね。
だったら、あなたの方がいい」
私はメールを読み、静かに微笑みました。
―ウーマナイザーに、勝った。
たかがセックス、されどセックス。
それは、大人の男女が、言葉を使わずに温度を確かめ合う、
深く、静かな共通体験なのだと思います。


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