
彼女に「ひとりでいる時は、自分では慰めたりしないの?」と聞いたことがあります。
中高年の女性は自慰するんだろうか?
こんな単純な気持ちからです。
「家では、そんな気分にはならないよ。
あなたといると、そんな気分になるの」
そうなんだ…。
どこでスイッチが入るんだろう。
男の練習
歳をとると、男も性欲は衰えます。
そして、射精する力も同じです。
日頃から精液を出してやらないと、「いざ!」という時に射精しにくい。
これは、わたしの場合です。
以前は挿入はできても、射精しにくいことがありました。
ピストン運動をしてもしても、下腹部にモヤモヤ感が出てこないのです。
男は下腹部にモヤモヤ感が集まってきて、これが限界に達すると射精することができます。
「ごめんね。日頃から出す練習しないとダメだわ。
今度、練習してくるね」
「ちょっ、ちょっと待って!」
なぜか彼女はあわてています。
彼女は、私の配偶者とセックスして練習すると勘違いしたようです。
自慰行為をするという意味だと説明すると、ホッとした様子です。
男は普段からの練習が必要なのです。
お作法
わたしたちのホテルに入った時のお作法は決まっています。
どちらが決めたという訳ではありません。
今までの積み重ねからお互いの役割は決まっています。
まず、部屋に入るとキスをします。
その後、わたしがお風呂のお湯をいれて、彼女がお茶を入れます。
お茶を飲みながらひとしきり会話が終わった頃、ちょうどお風呂がわきます。
お風呂タイムです。
お互いにシャワーを浴びて、湯舟でじゃれ合います。
いろんな話をして、彼女のからだを触って…。
スイッチはどこから
彼女と出会って既に15年が経ちます。
夫婦みたいな感覚になっています。
そして、セックスは日常のことになっています。
会えばコミュニケーションのひとつとしてセックスをする。
日頃の嫌なことが飛んでしまいます。
したくなるスイッチ。
「家では、そんな気分にはならないよ。
あなたといると、そんな気分になるの」
15年の付き合いの中で、ふたりの体の中にセックスは当たり前のこととしてしみこんでいます。
断りのない限り、デートの中にはセックスが組み込まれています。
ホテルの部屋に入ってキスをする。
そして、彼女を抱きしめる。
そこでスイッチが入るのかもしれません。
コメント