男の勘違い

私は大学生の頃、エロ漫画を読んだことがあります。

ほとんどの漫画は、男は大きなモノを持ち合わせ、その大きなモノを無理やり女性の性器に挿入します。

女性は「おっ、おっきい!」と歓喜の声を上げて悦びます。

そんな漫画を読んで、「女性は男の大きなモノが好きなんだぁ」と間違えた情報を頭に刷り込んでいました。

また、違う漫画では、男のモノに真珠を埋め込んだヤクザが、女性の中に差し込みます。

すると女性は、最初は「ヒィィ~ッ!」と悲鳴を上げますが、ピストン運動をされているうちに「いっ、いいっ~!」と嗚咽の声を上げ始めます。

それを読んだ私は「真珠を入れる勇気はないけど、イボイボコンドームをつければ彼女は悦んでくれるだろうか」。そう思ったものでした。

女性器は、内臓の一部で、粘膜でできており、傷つきやすいです。

女性器は男性器のように外に出ておらず、体の中にあります。

完全に外界から守られています。

セックスは、女性の傷つきやすい内臓に、男の異物を受け入れる行為です。

ですから、信頼できる愛する人のモノのみ受け入れることができます。

エロ雑誌から情報を仕入れていた若かりし私は、大人のおもちゃ屋さんで、男性器のディルドを買ったことがあります。

大き目信仰にかかっていた私は大き目サイズのディルドを買いました。

買ったことを隠して、当時の彼女にディルド見せると、「えっ?」と驚いた表情でした。

でも、彼女も不安はあったと思いますが、渋々、使うことに同意してくれました。

そして、いざ本番。

終始、彼女は痛がり、ディルド使用は辞めにして、結局は私のモノで昇天しました。

ディルドは、テッシュで覆ってホテルのゴミ箱行きです。

ホテルの人も驚いたと思います。

テッシュで覆ったとはいえ、ディルドが捨ててあるんですから。

その後、私もいろんなことを学びました。

挿入も大切ですが、愛撫がもっともっと大切なこと。

そして、何よりも気持ちが大切なこと。

かつて読んだエロ雑誌、その後見たアダルトビデオは、ファンタジーでした。

すべて虚構でエンターテインメントであることを知りました。

今はアダルトビデオはネットでも見ることができます。

女性器を手荒く扱ったり、ガンガン激しく手で愛撫したりすることは、ほとんどの女性は望んでいません。

意思疎通のある、ゆっくり優しいセックスを望んでいます。

アダルトビデオは男の大きな勘違い。虚構の世界であることを知るべきです。

若かりし私も、そのことを知っていたら、もっともっと人生が充実していたように思います。

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