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好印象で始まった出会いは順調でした。
メールは私は早朝、恵は深夜。
毎日のメール交換は続きました。
メールだけの交換と、会ったことのある相手とのメール交換はまったく違うものとなりました。
身の上話、子どものこと、これからの夢…。
内容はかなり具体的になり、メールのやり取りが生活の一部となります。
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奈良に行ってみない?
そんなある日、私から「奈良に行ってみない?」と誘いのメールを送ってみました。
奈良は私が特に好きな場所で、就職の場所として考えていたほどです。
恵からは「いいねぇ」という返事があり、お互いに行ってみたいお寺や神社の話で盛り上がりました。
🟧 奈良が好きな方へ おすすめの一冊
猿沢池から春日大社へ。
朝の奈良を歩いたときの空気は、今でもよく覚えています。
奈良が好きな私が、ときどき開きたくなるのが、入江泰吉の写真集です。
古い寺や仏像だけでなく、奈良の光や空気、季節の移ろいまで写し取ったような写真に惹かれます。
『入江泰吉の詩情世界 万葉大和路』
覚悟はありますか?
…ある日、恵からのメール。
「ふたりで会いたいのは会いたいんだけど、それって第三者から見て、まずくない?」
私はそんなつもりは一切なく、ただ友だち感覚で一緒に行ってみたかっただけ。
考えてみれば、既婚のふたりがふたりだけで会うのは怪しいですよね。
「覚悟はありますか?」の問いかけに、私は即座に答えられませんでした。
時間をかけて考えることにして、いったん棚上げ。
ふたりだけで会うことは棚上げにしたまま、メールは別の話題で盛り上がっていきました。
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