年齢

最近、ジムのランニングマシンを利用するときに、年齢を感じてしまいます。

マシンの初期画面で、「年齢、身長、体重」を入力します。

これは消費カロリー計算のためらしいです。

問題なのは、年齢を入力するときです。

「あれ?何歳だっけ?
 たしか、64って入力してたよな」

そう思いつつ、「いやいや、66歳だよな」って思い直して、「66」と入力します。

ついこの前、職場を退職して、再雇用をしたはずです。

歳月が経つのは早いです。

私も四捨五入すると「70」です。

かつて祖母に対して

かつて祖母に聞いたことがあります。

たぶん、祖母が60歳代の頃だったと思います。

「おばあちゃん。今までの人生は長かった?短かった?」

祖母がなんと答えたかの記憶はありません。

でも、今の私の実感から明確に答えることができます。

「短かった」

アラ還カップル

気がつくと私たちはアラ還カップルになってしまいました。

出会った時は50歳と45歳でした。

時は早く流れ、残酷なものです。

気持ちは当時と全く変わっていません。

でも、体が…(笑)。

全体的に水分や潤いが減ってきています。

数か月前、彼女がふと語ったことがあります。

「私の中では、あなたの額から汗がポタポタ落ちてきたイメージだわ」

たしかに!!

かつての私は、営みの最中に彼女の体に汗が落ちてしまうので、ふくためのタオルを用意していました。

今は、そういうこともありません。

汗が出ても、自分の顔をちょっとだけ拭うだけです。

ベッドサイドに準備するものは、スマホ、バスローブ、潤滑剤だけです。

体から水分や潤いが抜けてきているのは、お互い様です。

彼女もかつては局所がすぐに潤って、シーツを濡らすほどでした。

今では私もスローセックスなどの愛撫方法を取り入れて、彼女が受け入れ態勢をとりやすいように工夫しています。

そして、合体直前には潤滑剤を注入します。

もちろん、私も中折れ防止にED薬を飲みます。

それでも気持ちは分からず

体の老化は否定できません。

でも、心や気持ちは分かりません。

彼女も安心して身をゆだねてくれます。

私も痛いことやツラいことは避けています。

お互いに心があって、体もひとつになって、ふたりだけの時間にひたります。

「ひとつになると若い頃に戻るわね」

彼女はこう言います。

体の老化はありますが、気持ちは永遠に変わっていません。

…さて、デートに出かけます。

皆さんも暑い日々が続くと思います。ご自愛くださいね。

私たちは涼しい部屋でデートを楽しんできます。

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