
若い頃の私は、勘違いをしていました。
男は強い方がいい。
大きい方がいい。
上手い方がいい。
女性はそういう男を求めている。
本気でそう思っていました。
でも違いました。
彼女と長く付き合う中で、少しずつ分かってきたことがあります。
女性が求めているのは、
安心して身を任せられる男
でした。
若い頃は急ぎすぎていた
若い頃の私は余裕がありませんでした。
早く相手の反応が欲しい。
満足させたい。
男として認められたい。
そんな気持ちばかりでした。
でも今は違います。
彼女を抱き寄せても、すぐには先に進みません。
背中に手を回す。
髪に触れる。
そのまま少し時間が流れる。
すると彼女が静かに体を預けてきます。
その瞬間、
急がなくていいのだと思います。
彼女が嫌がることはしない
以前、後ろからの体勢を試したことがあります。
いわゆるバックです。
一般には情熱的な体位と言われます。
でも彼女には合いませんでした。
少し体が固くなるのが分かりました。
そこでやめました。
代わりに、彼女が安心する体勢に戻しました。
すると彼女の力が抜けました。
その時思いました。
女性は技術ではなく、
安心できること
を求めているのだと。
女性は言葉で開く
彼女は、褒めると反応が変わります。
「今日、肌きれいだね」
そう言うと、
「もう、そういうこと言うんだから」
と言いながら少し笑います。
でも体は少し近づいてきます。
女性は体だけではなく、
心が開いた時に体も開く。
これは経験して初めて分かったことです。
大事なのは触れ方だった
若い頃はテクニックばかり考えていました。
どう動くか。
どう見えるか。
どう思われるか。
でも今は違います。
触れる時に考えるのは一つだけです。
大切に触れているか。
それだけです。
ゆっくり触れると彼女の呼吸が変わります。
優しく触れると力が抜けます。
その反応を見ると分かります。
女性が感じているのは、
技術ではなく、
愛情なのだと。
年齢がくれた色気
若い頃は色気とは見た目だと思っていました。
でも今は違います。
清潔感。
匂い。
安心感。
彼女に会う日は身だしなみを整えます。
特別なことではありません。
でも彼女が以前言った言葉があります。
「なんか落ち着く」
それが嬉しかった。
若さではなく、
一緒にいて安心すること。
それが大人の色気なのかもしれません。
男は年齢とともに変わる
60代になって思います。
若さは確実に失われます。
でも得るものもあります。
我慢。
経験。
相手を見る余裕。
そして、
女性を大切にする気持ち。
若い頃のような勢いはありません。
でも今の方が、
ちゃんと女性を愛せている気がします。
もし若い頃の自分に言えるなら、こう言います。
大きさじゃない。
回数じゃない。
技術じゃない。
女性が求めているのは、
大切にされているという実感だ。
そして最近思うことがあります。
彼女が安心した顔で横にいる時、
若い頃の自分より、
今の自分の方が、
女性を幸せにできているのかもしれない。
年齢を重ねるのは終わりではない。
むしろ―
男としての本当の魅力が出てくる時間なのかもしれません。

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