キスはアクセント

私が待っているベッドに、

シャワーから上がってきた彼女が入ってくる。

メイク・ラブが始まる。

彼女が着ているガウンを脱がせて、ベッドの棚に乗せる。

そして、彼女にキスして、彼女の上に乗ってギュ~っと抱きしめ合う。

お互いの体温を感じ合って、見つめ合う。

この幸せの時間を過ごせることに感謝して、笑顔になってしまう。

彼女の今日の感度は、キスをすれば分かってしまう。

感度が良い日は、彼女のキスが積極的。

自ら舌を押し込んでくる。からめてくる。

そして、息が乱れる。

「アン!」という吐息は感じている証拠。

感度が悪い日は、キスの主導権は私。

軽くあいさつのキス。

そして、くちびるを強く押し当て、くちびるの柔らかさを味わう。

十分に味わいつくした後、舌を入れる。

舌と舌を絡ませた後、彼女の歯茎や粘膜をやさしく撫でる。

私の舌の動きに合わせて、彼女の舌も遊び出す。

感度が良くない日は、舌遊びでようやく快楽に火がともる。

そして、その火が消えてしまわないように、丁寧に丁寧に愛撫を始める。

キスはセックスのアクセント

くちびるで愛撫するとき

流れで彼女のくちびるにキスをする。

待っていたかのように彼女は素直に応ずる。

舌と舌で遊び合うこともあれば、くちびるを強く押し当てることもある。

そこからまた、元に戻り、首筋、耳たぶ、わきの下の場所の愛撫を続ける。

ひとつになったとき

彼女の上から対面で見る彼女の顔。

うれしそうな顔をしてる。

愛おしさがあふれ出て、彼女の髪の毛をかき上げ、くちびるを重ねてしまう。

彼女に至福の時が訪れるとき

徐々に腰を激しく動かし、彼女の奥を突いていく。

私の動きに応じて、彼女の身体も反応する。動き出す。

前後に、そして右から、左から。

彼女の奥をめざして一直線に、時には下から上に突き上げるように。

一回ずつ強く奥へ、二回浅く一回深く、浅くを続けて気が向くままに深く。

バリュエーションは様々だ。

彼女の感じるポイントに当たると、彼女に快感の嵐が吹き始める。

そして、時が来ると、彼女に至福の時が訪れる。

私を包む彼女の粘膜が、規則的なリズムで何度も私を締め付ける。

彼女の額にかかった前髪を指でかき上げ、思わずくちびるを重ねてしまう。

すべてを出し切るとき

彼女が至福の時を迎えた後、私も快感への階段を上り始める。

彼女への優しさをすべて捨てて、自分の快楽だけを考えて夢中で腰を振り始める。

昇天したはずの彼女にはまだ快楽の火だねがくすぶり続けているようで、声をあげている。

「いっ、良い~っ」

その声を聞きながら、さらに腰を振り続ける。

合わせていた胸を離して、腕立て伏せのように腕をのばし、上半身を起こす。

ペニスが膣壁を強くこする角度になり、私の感度が高まる。

じわじわと下腹部に心地よい快感がたまり始める。

段々とクライマックスの瞬間の予兆があり、一気に吐き出す。

「うっ!!」

ペニスを彼女の奥に押し付けて、ピクンピクンとペニスの躍動に身をまかせる。

躍動が終わった瞬間、全身の力が抜ける。

そして、静かに彼女に全体重をあずける。

静寂の時がしばらく続く。

急に小さく縮んだペニスはまだ彼女の中にある。

上半身を起こして、彼女の顔を見る。

彼女も閉じている瞼を開く。

「ありがとう」

彼女に軽くキスをする。

たかがキス、されどキス

彼女によりよく感じて欲しくて、セックスの研究をしました。

フェザータッチや愛撫の手順、そして、背中や腰へのアプローチ。

くちびるへのキスの仕方も学びました。

最近、様々な場面でキスをしていることに気がつきました。

これは学んだのではなく、セックスの途中で愛おしくなってキスをしています。

もしかしたら、もっと様々な時にキスしているのかもしれません。

キスの場面をブログに書いてみて、キスは愛情表現だとあらためて感じています。

「たかがキス、されどキス」です。

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