歩道橋から見る満月

今でもデートからの帰り道に話題になるのが、ずっと前に歩道橋から見えた満月。

もう数年前のこと。

寒い冬のホテルからの帰り道。

日が暮れるのも早くて、夏ならまだ明るい時刻なのに外は暗闇におおわれています。

街灯は灯っていますが歩道橋にはあまり光が届きません。

歩道橋を歩きながら、ふと空を見上げると欠けることのない満月です。

キリっと澄んだ空気の中で、こうこうと光り輝いて見えます。

いつも、こんなことが話題にのぼります。

距離感

出会った時は既婚と既婚。

今では既婚と未婚です。

出会ってからしばらくは、お互いのすべてを知っているわけでもなく、でも聞きもせずお付き合いをしてきました。

特にウソをついているのではなく、話さないし聞きもしない。

既婚の付き合いでは、もしかしたら、そんなことも必要かもしれません。

お互いの距離感。

距離感があるから、寄り添い方のバランスが取れていたようにも思います。

私は彼女をやんわりと突き放したこともありました。

彼女はそれに気づいて軌道修正。

その逆で、彼女からやんわりと突き放されたこともあります。

…この微妙なバランスは分かってもらえるでしょうか。

唯一無二のパートナー

今年初めてのデートで、私のベールにおおわれていた部分をすべて話しました。

前回のブログでもお話ししましたが、彼女は私の夫婦生活の崩れ具合に驚いたようです。

最近は彼女のスタンスが少し変わったように思います。

私をこの味気のない生活から救おうとしているのでしょうか。

「子どもが巣立ったら、私の所へ来ても良いよ」と言ってくれます。

でも…、難しい。

彼女は言ってくれます。

「どんな形になろうとも会えることが大切。

 だって、ふたりは唯一無二のパートナーだから」

私は彼女と、あの満月のように欠けることのない関係性を築いていこうと思っています。

天使の卵は私が守り続けます。

卵が天使になるまで必ず。

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