お泊り旅行-長谷寺-

※このブログでは、60代の私が、日常・身体・性・人との距離について、正直な言葉で綴っています。

スポンサーリンク

明日香旅行から1年ほどたちました。
今にして思えば、一番楽しかったころです。

スポンサーリンク

奈良桜井駅で待ち合わせ

季節は春です。

主な目的は、桜の長谷寺。

奈良桜井駅で待ち合わせをしました。

落ち合って昼食をとって、商店街をぶらぶらと歩きました。

こんなにゆったりと一緒に歩くのは久しぶりです。

桜井市はふたりにとって縁のない土地です。

手を繋いで歩きました。

恵は体を密着させてきました。

今考えると、年甲斐もない行動でした。

普通に歩いていたら、普通の夫婦に見えていたでしょうに。

ふたりの関係はそんなことさえ考えるすきも与えてくれません。

ここで、レンタカー予約を忘れていたことに気がつきました。

今晩泊まるホテルまでは徒歩では行けません。

急いでレンタカーを借りて、宿泊場所のホテルへ向かいます。

ホテル

市の中心から少し外れた、自然に包まれたホテルです。

ホテルの周りを散策してゆったり気分です。

夜になり、お互いにラブラブモードになっています。

シングルベッドがふたつ。

一旦、お互いが別々のベッドに入りましたが、私が恵の元へ滑り込みます。

キスをして、抱きしめ合います。

今でも思いますが、女性のからだは柔らかくって気持ちが良いです。

だから、くっつくのですが。

誰でもいいわけではなく、お互いに気持ちを許し合ったふたりだけの特権です。

なすがままに、会えなかった時間を埋め合わせ愛しみ、お互いに高みに達してしまいました。

そして、シングルベッドの狭い空間の中、手を握り合ったまま眠ってしまいました。

翌朝

朝、目が覚めました。

「あれ?」私は自分のベッドで寝ています。

そういえば、夜中に目を覚まして、自分のベッドに戻ったのを思い出しました。

「恵は寒くなかったかな」と恵の方を見ると、恵も目が覚めていました。

「寒くなかった?」

私の問いに答えます。

「ううん。大丈夫」

そして、朝食のため、朝食場所へ向かいます。

朝食の場所につき、椅子に腰かけると恵が声を潜めて話します。

「となりのテーブルの人。となりの部屋の人だよ」

恥ずかしそうに話します。

「???」

私は最初、何が言いたいのか分かりませんでした。

部屋に戻ってから聞くと、夜の声が聞こえたか不安で恥ずかしかったそうです。

そんなに激しかったかな。

長谷寺

そそくさと朝食を終え、最初の予定地は長谷寺です。

混んでいる駐車場に、ようやく車を止め、散策開始です。

歴史のある由緒正しい場所です。

想像よりはるかに広くて、桜の季節のせいか人も多く、まさに”名所”というイメージそのものです。

特に本堂は小高い場所にあり、周りの景色を見渡せ、桜も映えるすばらしい場所でした。

恵は小さな声で私に耳打ちします。

「今、知り合いの人がいた。どう思ったかなぁ」

「聞かれたら、恋人だって言えばいいんじゃない」と私。

そのころ、恵は既に離婚をしていました。

離婚した恵と、決断を下せない私。

バランスのくずれた二人の関係に悩みはありました。

ちょっとした恵の言葉が胸に突き刺さります。

室生寺

ようやく人混みを抜けて、次の目的地の室生寺へ向かいます。

長谷寺のように人はあまり多くありません。

写真でよく見る五重塔とご対面です。

思ったより小ぶりでコンパクト。

女人高野といわれるだけあって、かなり押さえた感じです。

室生寺から桜井駅へ

自然を満喫して帰路です。

桜井駅でレンタカーを返し、ちょっと早い夕食です。

商店街のお蕎麦屋さん。

つるつるっと私はうどんを食べ終えました。

それを見て、恵。

「そんな早く食べたら、帰る時間が早くなっちゃうよ。
 早く帰りたいの?」

心に刺さる言葉です。

恵の言葉は、「名残惜しい」という意味にも、「そんなに奥さんの元に早く帰りたいの?」といういう意味にも取れます。

ふたつの意味があったのかもしれません。

既婚と未婚とのアンバランスな関係に、私は過敏になっていたのかもしれません。

前回の明日香旅行よりは楽しかった。

ほっとした気持ちで帰路につきました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました