
私と彼女は、セックスのときにコンドームを使っていません。
使わなくなったのは、彼女が閉経してしばらく経ってからだったと思います。
これも、長い時間をかけて築いてきた信頼関係があってこそです。
閉経後の彼女は、妊娠の可能性はきわめて低い。
ただし、性感染症のことを考えれば、コンドームを使ったほうが安全なのは確かです。
梅毒が流行している、という話も耳にします。
どちらかが浮気をしていれば、感染のリスクは生まれます。
でも、私も彼女も浮気はしません。
この点については、きちんと話し合い、お互いに確認し合っています。
こういうことこそ、曖昧にせず、はっきり言葉にする関係でいたいのです。
正直なところ、これほど相性のいい相手と出会っている以上、
ほかに目が向くこともありません。
生の良いところ
生でのセックスの一番の良さは、
お互いを“直接”感じ合えることです。
コンドーム越しとは、感覚がまったく違います。
潤滑剤を使ってから挿入すると、
驚くほど自然に、すっと受け入れられます。
私が動くたび、彼女の中がその動きに応えるように包み込んでくる。
浅いところでは入口付近が、
深く入ったときには奥の柔らかな部分が、
まるで追いかけてくるかのように反応します。
その一体感が、何よりも心地いいのです。
フィニッシュ
動きを続けていると、やがて私も限界を迎えます。
「……イッていい?」
そう聞くと、彼女は小さくうなずきます。
そして、彼女の奥深くで、その瞬間を迎えます。
しばらくは動かず、そのまま重なった状態でいます。
お互いがとても敏感になっていて、
ほんの小さな動きにも、はっきりと反応が伝わってくる。
彼女の体が、ふと小さく反応すると、
それがそのまま私にも伝わり、
思わずこちらも反応してしまう。
そんな連鎖が、しばらく続きます。
絆の深まり
生でつながるということは、
私の一部を、直接彼女に委ねているということでもあります。
もし生理があれば、妊娠の可能性もあるでしょう。
でも閉経後の今、彼女はそれを不安ではなく、
むしろ「受け入れたいもの」として感じているようです。
「中で出たの、分かったよ」
彼女は、満足そうにそう言います。
その瞬間の私の変化で、伝わるのだそうです。
「あなたの遺伝子が、私の中に入ったのよね。
最近、私、あなたに似てきた気がするわ」
冗談まじりの言葉ですが、
夫婦は似てくる、という話もあります。
長い時間を重ね、体も心も触れ合っていれば、
そんな感覚が生まれても、不思議ではないのかもしれません。
以前は、終わったあとに体の外へ流れてしまうこともあったようですが、
最近はほとんど気にならないそうです。
年齢のせいで量が減ったのかもしれませんし、
あるいは、彼女の中に自然に吸収されているのかもしれません。
彼女と私。
これから先、ますます似ていくのかもしれません。

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