3回目のデート

恵からのメール

名古屋で結ばれた翌日、恵からメールがありました。

「今日のメールは恥ずかしい気持ちでいっぱいです」
そんな書き出しで始まっていました。

・昨日、家に帰ってご主人から聞いたところ、ご主人は名古屋方面も回っていたこと
・ほぼホテルにいたから、ご主人に見られてた可能性も低く安心できていること
・体がひとつになれたことで、気持ちも繋がっている実感を持てていること

そんなことが書いてありました。

私も気持ちが繋がっていることを伝えました。

「また会いたいね」
どちらからともなく話しました。

でも、名古屋方面はやめた方がよさそうです。

仕事で周っているご主人と顔を合わせてしまいそうです。

「数時間しか会えないけど、東京から奈良だと日帰りも不可能ではないなぁ」と私。

メル友サイトで大阪の人を選んだことを少し悔やみましたが、会いたい気持ちの方が勝っています。

もともとメル友のつもりだったので仕方がありません。

一か月後~奈良駅

JR奈良駅で待ち合わせました。

改札近くまで来ると恵の姿が見えました。

「恵、ひさしぶり」

私が茶化して言うと、恵もさるもの。

「ほんと、ひさしぶり」と恵。

目と目を合わせて大笑いです。

「お昼食べた?」

「ううん、まだ」と恵。

駅前のファミレスでオムライスを注文しました。

恵は少食なのでオムライスを残します。

残したオムライスを私が食べると、とっても嬉しそうです。

「ん?なに?」と俺。

「もう他人じゃないんだなって」と恵。

そうなんです。体がひとつになると他人の感覚がなくなります。

相手の飲んだコップを平気で使えるし、食べ残した食べ物もそのまま食べることができます。

お誘い

「これからどこ行く?」

天気が良いので、興福寺を巡って春日大社の散策コースを考えていましたが、念のために聞きます。

「ん~」

恵はちょっと考えて、
「お部屋でもいいよ」

「えっ、いいの?」

私としては悪いはずはありません。

ホテルの中~関西弁なまりの悦びの声

名古屋での初めてのセックスの時は余裕がありませんでした。

ドキドキでしたが、今回はどこか余裕があります。

部屋に入ると軽いキス。

シャワーを浴びてベッドに場所を移します。

ふたたび軽いキス。

舌を軽く入れてみました。

恵は慣れた感じで舌を絡めてきます。

キスを終え、舌を恵の首筋までおろすと恵は小さく声をあげました。

わきの下を愛撫すると太ももをもじもじさせています。

恵の弱点かもしれません。

私はいとおしい気持ちでやさしく愛撫し続けます。

乳房を優しくもみます。

乳首に到達すると、恵は息もたえだえになっています。

乳首を舌でつつきます。

「あっ、あ~ん」
恵から聞く初めての絶叫に近い声です。

私は恵の身体を調べるように全身をくまなく愛撫します。

秘部の割れ目を舌で這いずると嗚咽のような声が聞こえます。

さらに割れ目の先端を舌でつつきます。

恵は息が止まるほど息が荒くなっています。

シーツはおもらししたようにぐしょ濡れです。

「恵、入れていい?」
「いいよ」恵は息も絶え絶えに答えます。

避妊具をつけ、恵の密壺へゆっくりゆっくり入っていきます。

「あっ、ああ~ん」
私の背中に回した手に力がこもります。

私は再び合体できた幸せにひたっていました。

恵の秘所が何度か私を締め付けます。

「うっ、締まる!」

今まで経験したことのない締まり方です。

私は3浅1深のテンポで腰を振ります。

1回,2回,3回は浅く。4回目は深く!。

恵の締まりを感じながら、腰を振り続けます。

「いいっ! ああっ、イッちゃう…。イクっ」
恵は果てたようでした。

関西弁なまりの標準語の悦ぶ声を始めて聞きました。

初めてセックスした時も聞いたはずですが、よく覚えていません。

私も恵の中に出したくなりました。

激しく腰を動かします。

がまんできなくなり、「あっ、俺もイク! うっ!」

私も脈を打ちながら果ててしまいました。

しばらく静寂の時が流れます。

突然、恵が「見せて」と言います。

避妊具の中の私の精液を見たいというのです。

私が見せると「いっぱい満足してくれたんだ」とうれしそう。

猿沢の池

興福寺をめぐって、猿沢の池のほとりでふたりでぼんやりとします。

けだるく穏やかな時です。

「激しかったね」恵がうれしそうに言います。

「うん。恵が締まるんだもん。ついね」と私。

「締まるかどうか。私、知らないもん」
恵は、少し口をとがらせて言います。でも、うれしそうです。

しばらくすると、私が帰らないといけない時間になりました。

空は夕焼けに染まっています。

私は近鉄奈良から京都へ、恵はJRで帰宅します。

男と女

おなじ人間。

でも男と女。

惹かれ合えば愛し合いたくなる。

それが幸せのもとであり、喜怒哀楽のもとでもある。

これから起きる喜怒哀楽。

そんなことは知らずに過ごした3度目の逢瀬でありました。

コメント

  1. 通りすがり より:

    2月17日は「天使のささやきの日」だそうです。ダイヤモンドダストや北海道と関係があるみたいです。

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