パパ活女子③~人それぞれ

知り合いから聞いた「パパ活女子」ふたり。

ひとり目

年齢は25歳。アパレル関係。

最初は彼女からアプローチがあったそうです。

「こんにちは。
 顔合わせ1、大人3でどうですか?
 最初からホテルは無理なので、お茶しませんか?」

こんな内容だったそうです。

「顔合わせ1」は、相手がどんな人かを確かめるために喫茶店で会う。金銭1万円+コーヒー代。

「大人3」は、セックスの見返りとして3万円+ラブホ代。

サイトでは多くの女性が写真を載せているようですが、無料修正アプリがあるようで、ほとんどが修正してあるそうです。

この女性も写真を載せてあったようですが、歳相応でセーフの予感があったようです。

ただ、「顔合わせ1」が彼の基準の0.5より高いので、返信したそうです。

男「「顔合わせ0.5」ではどうですか?」

女「分かりました」

時間と場所を決めた翌日、彼女から連絡があったそうです。

女「食事ですか?お茶ですか?」

男「時間的にみて、お茶です」

女「もう少し早めに会って、食事しませんか?」

男「お茶でも食事でも、顔合わせは0.5です」

女「分かりました」

当日、会ってみると、ごく普通の女の子。

写真は少し若作りに加工してありましたが、写真=彼女と分かるものだったらしいです。

話をしてもしっかりしているし、とても売春をする子とは思えなかったそうです。

私は、この話を「うん、うん」と聞いていました。

彼氏、曰く。

「途中で、お茶→食事に変えられないかを言ってきたのは、0.5→1に変えられないかと聞いてきたんだよ。分かる?」

そんな意味があったんだ。

感心することしきりでした。

ふたり目

年齢は21歳。女子大生。

彼からアプローチしたそうです。

サイトに写真はなく、連絡のやり取りに矛盾がないので会ってみることにしたそうです。

会ってみると普通の大学生。

ただ、着ているもの、身につけているものが大学生にしては見るからに高価だったそうです。

世間話をしていくうちに、彼女が過去のエピソードを話し始めたそうです。

女「今までに大人4で良いよって言う人がいたんですよ。
  その人とお寿司屋さんに入ったんだけど、味噌汁が飛び散って、
  私の服とバッグがびしょ濡れ」

男「ありゃあ」

女「バッグは8万円したので、ショックでショックで…。
  その日は味噌汁くさいまま帰ったんですよぉ」

男「そりゃあ、大変だったね」

女「そうなんですよ。
  後で買いにいってくれる約束をしてたんですけど、急に連絡が取れなくなって…。
  で、バッグ代を取り戻したくて、この活動を続けているんですけどね。」

男「俺はバッグは買ってあげないよ」

女「アハハ」

こんな感じだったそうです。

フランクな雰囲気になったので、あえて聞いてみたそうです。

男「なんで60過ぎの男に返信したの?
  俺が大学生なら、親より年上なんか目に入らないけどね。」

女「サイトでは圧倒的に女性が多いんです。
  年齢層を広げないと稼げないんですよ」

男「この活動で稼ぐんだ」

女「私、アルバイトもやってるんですよ」

男「あっ、バイトもやってるの?
  単価が全然違うでしょう。
  今日も時給5千円だものね。」

女「そうなんですよ。
  アルバイトの時間は減っていますよね。」

そうこうしているうちに約束の1時間が過ぎたそうです。

すると、

女「これからどうするんですか?」

男「家に帰るよ」

女「食事でもどうですか?」

男「お金がかかるよね。
  現金持ってないし」

女「はい。食事は1です。
  お金は銀行に行っておろせばあります」

男「…。帰るよ。」

という顛末だったそうです。

そして、帰るとき。

男「あそこのビルのテラス、素敵なんだよ。
  寄ってみる?」

女「ああ、大きいビルですね。
  0.5なら行ってもいいです」

彼曰く

先日、彼に会った時に話してくれたのは、こんな話でした。

彼女たちの生き方もさまざま。彼の楽しみもさまざま。

この話を聞いた時には彼女たちの守銭奴ぶりにはうんざりしましたが、なかには一般の生涯収入を20歳代で稼ぎ出す人もいるとか。

一概に否定するわけにはいきません。

作家の中村うさぎ氏も、自分の価値を数値化したくて、風俗で働いたこともあるらしいです。

最後に彼の言葉で締めくくります。

「自分にはない若さをお金で独占できるのは楽しいじゃないの。
 そして、我々の年代に対する活動は「ジジ活」というらしい。
 お金を巻き上げられるんじゃなくて、分かっていて楽しむ。
 お前もやってみれば?」

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