一か月をめどに始めたブログ。
ブログを始めたきっかけは、何度かお話ししてますが、
文章力をつけようとしたこと。
そして、読んでくださる方がいらっしゃるなら参考になればと書いてみました。
他のブロガーさんの表現の仕方や、情景心理の描き方を参考にしてきました。
初めから読んでいただいている方はお気づきだと思います。
文章校正や作風が変わってきています。
最初の頃は自分でも「エロ作家か!」とツッコミを入れたいほどです(笑)。
二度の恋~実際にあったこと~
最初の恋はかなり前のことなので、記憶もかなり薄れてきています。
印象に残っていることを綴ってきました。
二度目の恋は現在進行形なので、具体的に綴っていくことができます。
こうして既婚の恋を振り返ってみると、二度の恋。
考えようによっては、ぜい沢なことでもあるし、結婚生活の視点からみると不幸なことです。
いずれにしても彼女たちに救われてきたことは事実です。
そして、感謝の気持ちしか持っていません。
この恋の話は虚構でも作り話でもありません。
記憶をたぐり寄せて文章にしてみると、結婚生活とは別の恋をしてきたことに、自分でも驚いてしまいます。
今の彼女との出会い
今から15年前。
ひとり暮らしの母の介護が始まります。
父が亡くなって、母はひとり暮らしをしていました。
私は、家の近くに住んでいる母に時々、顔を見せる程度でした。
あまり活動的ではない母です。
買い物に出かけるほかは家の中で過ごしています。
ある日、認知症が出てきているかな?程度の軽い気持ちでお医者さんに診てもらいました。
そのお医者さんに叱られました。
「ちゃんと面倒をみてあげないとダメだよ!」
そこから介護が始まります。
介護といっても三度の食事を準備する程度ですが。
一日や二日なら、どうという事もありません。
仕事以外のほとんどの時間が母のお世話に費やされます。
何日も何か月も経ってくると精神的に疲れてきました。
配偶者に話しても素知らぬふり。
介護ベッドのレンタルに申込みに行くと
「介護認定を受けていれば、安くなりますよ」と言われます。
「介護認定?」
今まで興味も持ったことがない単語です。
毎日の食事の世話だけでも手いっぱい。
ましてや、介護認定の申請までする余裕はありませんでした。
ネットに救いを
私はネットに救いを求めました。
女性なら友だちにでも話すのでしょうね。
男は友だちに「実は俺さあ」って話すのは得意ではありません。
一度目の恋の時は、配偶者との意思疎通ができないことの救いをメル友サイトに求めました。
その経験もあってネットに助けを求めたんだと思います。
出会い系サイトへ登録
時は流れて、すでにメル友の時代ではありませんでした。
出会い系サイト。いかがわしい印象を持っていました。
でも、思い切って登録してみました。
返事が来るのは、話が続かない人、あきらかに情交を誘ってくる人…。
たしかポイント制だったと思います。
ポイントが無くなる寸前に出会ったのが、彼女。
私はポイントが無くなったら、出会い系はやめるつもりでした。
もらった内容は普通のあいさつでした。
「ん?普通の人?」
ポイントを追加してお話を続けてみました。
彼女はご主人との離婚も考えていて、話を聞いて欲しくて登録したとのこと。
何度も会話を重ねても、話が矛盾することはありませんでした。
私が「実は母の介護をしていて、疲れているんだ」と話しました。
「介護認定を受けた方が良いよ。
手続は簡単だよ」
彼女はお母さんの認定を受けたことがあるとのことでした。
出会い系を退会
彼女もサイトに初めて登録してみて、変な人が多いことに驚いていたとのこと。
話が合います。
メルアド交換して、ふたりでサイトをやめました。
ここから先は普通のメール交換を始めます。
申請の具体的な手続きの方法も教わりました。
彼女のおかげで母も無事に介護認定を受け、わたしの負担もかなり減りました。
すでに母は亡くなりましたが、彼女へは今でも感謝しています。
先日のデートでの会話~たったひとつの秘密
先日のデートで帰りのシャワーを浴び終わったとき。
「そういえば、母の介護認定の時はどうもありがとう」と私。
「えっ?」彼女は驚いたようです。
「母がね、介護認定を受けてたから、あなたに伝えただけ」と彼女。
まさかブログを書いていて思い出したとは言えません。
ブログを書いていることは、彼女へのたったひとつの秘密です。
コメント