最後のとりで

※このブログでは、60代の私が、日常・身体・性・人との距離について、正直な言葉で綴っています。

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彼女との付き合いは、もう15年になります。

ただし、ずっと途切れずに続いていたわけではありません。

お互い仕事が忙しく、気づけばメールが途絶え、
デートもドタキャンせざるを得ないことが何度もありました。

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メールとデートはセット

私たちの関係は、メールとデートがセットです。

メールが途絶えれば、当然デートはできません。

逆に、デートできないと、メールも長続きしない。

ある日突然、彼女からメールが届き、そこからまた関係が復活する。

そんなことを、何度も繰り返してきました。

そんな私たちにも、忘れられない「大事件」がありました。

今思えば、よく乗り切ったと思います。

他の人と食事!?

かなり前のことです。

彼女から、衝撃的な言葉を告げられました。

「昨日、食事に誘われたの」

仕事関係の研修で同じグループになった男性だそうです。

彼女はすでに離婚していて、未婚。

誰かと会うことを、私が縛りつける立場ではありません。

「そんなこと、わざわざ俺に言わなくてもいいのに」と思いました。

でも、口には出しませんでした。

「どんな人? 良さそう?」

そう聞くと、彼女は短く「うん」と答えました。

私が結婚してあげられればいいのですが、
母の介護もあり、私はしがらみだらけです。

「正直、かなり複雑だよ。
でも、縛ることはできない。
自分の気持ちに正直でいいと思う」

今思えば、心にもない言葉でした。

「行ってみようと思います」

その返事に、胸がざわつき、手のひらにじっとり汗がにじみました。

「これはもう終わりなのかもしれない」

そう思いました。

彼女には子どもが3人います。

将来や生活のことを考えた結果だったのでしょう。

付き合うのをやめた?

それから一か月ほど経った頃、彼女からメールが届きました。

「食事をしたけど、無理でした。
身勝手なのは分かっています。
会えませんか?」

正直、腹が立ちました。

一度はその人と向き合おうとした事実は消えません。

彼女の現実の大変さは理解しています。

それでも、すぐには許せない。

ずうずうしい。
そう感じてしまいました。

さらに数日後、またメールが届きます。

「お願いだから、会ってもらえませんか。
日にちは、できるだけ合わせますから」

一度「終わった」と心に落とし込んだ恋です。

しばらく、返事をしませんでした。

それでも…、
身体を重ねた仲というのは、厄介なものです。

「話を聞くだけなら……」

そんな気持ちが、少しずつ芽生えてきました。

「あなたは私の最後のとりでなの」

会ったのは、初めて降りる駅近のピザ屋さんでした。

研修のこと、食事に行った理由、後悔の気持ち。

そして、何もなかったことの確認。
…ここは、男として外せません。

今思えば、他人に聞かれたら恥ずかしいやり取りばかりです。

半べそをかきながら、彼女は言いました。

「あなたは、私の最後のとりでなの」

「女の涙には騙されてはいけない」

頭ではそう分かっています。

それでも、目の前で泣く彼女を見ていると、
「騙されてもいい…」

そう思ってしまいます。

「そこまで言うなら、ちゃんと謝れ!!」

男って、本当に
女の涙に弱い生き物です。

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