
私は、少しおびえています。
「赤い玉」が尿道から出るのではないかと。
男の打ち止め~赤い玉伝説
中学生の頃、こんな話を聞いたことがあります。
「男は高齢になり、射精ができなくなる寸前になると、
最後に赤い玉がコロンと出て終わる」
男の打ち止めの合図として現れる「赤い玉」。
その瞬間から、もうセックスはできなくなる――
当時の私にとっては、まるで都市伝説のような話でした。
その年齢に近づいて
その話を聞いたのは、精通が始まり、射精の気持ちよさを覚えた頃です。
自分とはまったく関係のない遠い未来の話でした。
ところが今、私は66歳。
いつの間にか、自分のこととして考える年齢になりました。
たしかに若い頃と比べると、
勃つ力
持続力
出る量
どれも明らかに変化しています。
勃起力はED治療薬で補えます。
持続力も同じです。
でも、出る量だけはどうにもなりません。
これは正直に減っています。
男のケア?
彼女は膣ケアを始めました。
それなら私も「男のケア」が必要ではないかと思いました。
食事。
運動。
マッサージ。
思いつくのはそれくらいです。
調べているうちに、「タイ古式睾丸マッサージ」というものを見つけました。
精力増強をうたうサロンです。
料金を見ると、約5万円。
正直、驚きました。
しかも一度では効果は出ないでしょう。
通えば、
5万円 × 回数
になります。
それなら、そのお金は彼女との食事や旅行に使った方がいい。
そう思いました。
彼女の一言
その話を彼女にしてみました。
すると、
「ふーん、そんなのあるんだ。必要ある?」
と逆に聞かれてしまいました。
私が必要性を力説すると、
彼女は少し考えてから言いました。
「分かった。私がやってあげる。
やり方教えて」
その一言に、思わず笑ってしまいました。
赤い玉が出ないように
私は今、
「赤い玉」が出ないことを祈りながら、
彼女にしてもらう睾丸マッサージの方法を真剣に調べています。
これもまた、
年齢を重ねた恋人同士の、
ささやかな共同作業なのかもしれません。

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